一成堂不妊鍼灸院、独自の生理周期別 不妊鍼灸

きめ細かい カウンセリング

当院の不妊鍼灸の基本は、女性の生理周期を生理期、低温期、高温期、高温後期の4周期に分けて施術を行う山村式が基本になっています。

生理周期別施術の特徴は、各周期の身体の変化最適な施術を行うことで、施術効果の持続と妊娠率の上昇が高くなることです。

そこが、単一施術と大きく異なる点になります。生理周期別の施術は、タイミング法や人工授精、体外受精、顕微授精のどのステップでも妊娠率を上昇させていきます。

生理期施術

生理は基本的には25日~39日くらいの周期で3日~7日の期間に出血量が20ml~140mlほどが理想的な生理といえます。

ところが生理周期が短い、あるいは長い、生理不順や出血量が少ない多い、生理痛がひどい、など何らかの症状をかかえている女性は少なくありません。

女性の中には思春期になると、生理周期が安定していきますが生理がこない、また周期が乱れる、これは女性ホルモンの状態や排卵に問題があることが多く、長い間にお体の中作られた生理不順は、いつ生理になるかが分からなくなるので、お薬を使って治療することになります。

また、妊娠を望まれる方は排卵をコントロールしなければならないため、その時点で妊娠しずらいお体と言えるのです。

また、生理痛は不妊に直結しませんが、痛みのストレスは自律神経のバランスが乱して血管の収縮が起こり、鎮痛剤を常用していると血行が悪なくなり冷えの原因にもなります。

女性の生理不順は睡眠不足や強いストレス、ダイエットなので起こりやすくなりますが、一時的な生理周期の乱れならば問題ありませんが、長期間、また頻繁に生理の状態が悪い場合は不妊の原因になります。

若い頃から気になっていた生理不順を放置すると妊活のマイナス要因になることを覚えておきましょう。

生理は妊娠するためのバロメーターなので決して甘く見ずに、常にご自分の生理の状態を把握しておくことが、妊娠の大きなポイントになります。

生理期鍼灸の効能

1 子宮をとりまく血管の働きを円滑にする血流促進効果
2 子宮の筋肉に柔軟性を持たせる
3 滞っている生理血の巡りを改善子宮内膜をスムーズに排出をさせる
 乱れた生理周期を整える
生理期の施術は、生理期間の子宮環境を整えていくことを基本にしています。
とくに純粋な生理痛には、かなりの効果が見られます。

低温期施術

女性の生理周期を28日とした時、生理が始まってから約半分の日数で排卵が起こる前の約14日間が低温期になります。

低温期は生理から卵巣内の卵子を包んでいる卵胞が発育して排卵前にかけて卵子が熟成する時期ですから、いかに良質な卵子を作りスムーズな排卵させることが、次の高温期の着床から妊娠に至るまでのカギを握る重要な時期になります。

また、体温が低くなるため血行障害やからだの冷えを感じやすくなることも低温期の特徴になります。

生理周期が短いあるいは長い、また生理血が少ない多いなどがある方は、排卵障害や無排卵、無月経の可能性が高く、これは年齢や体質、過度の精神的、肉体的なストレスなどが原因でホルモンバランスが悪くなり卵子が成熟しないためにおこります。

これらの症状を抱える女性は多くみられ、まずは良質な卵子を育てスムーズな排卵が行われることを考えながら、妊活を進めることが重要になります。
また、卵子に関しては卵子の元となる原子卵胞は約半年かけてきまぐれに育っていきますので、その間に体に加わる刺激の良し悪しが卵子の質を左右していくことも覚えておきましょう。

低温期鍼灸の効能

1 子宮卵巣の血流を促進させる。
2 排卵前の卵子に適度な刺激を加えて良い卵子を成長させる。
今まで良い卵子が出てこない、採卵数が少ないという卵子の力不足を改善させ活性化をおこさせます。

高温後期施術

女性の生理周期を28日とした時、約14日を過ぎたころに排卵がおこり、後半の約14日間にかけて高温期に移行していきますが。山村式では4周期目の最後の約1週間を高温後期と定めています。
高温後期は、新たに生理が来る前の週で基礎体温が最も高い期間になります。
この期間に受精卵が着床しても黄体ホルモンのプロゲステロンの働きが弱く、
子宮内膜が不安定な状態で高温期が持続しない場合、受精卵の発育が停止し流産に至ることが少なくありません。
体外受精や顕微受精を行った後にクリニックでは、子宮内の黄体化を強めて受精卵が子宮内膜の侵入を円滑にするために
お薬で黄体ホルモンや卵胞ホルモン補充を行うことはよく見られる治療法です。

高温期施術の効能

1 高温期施術を強める
2 子宮内膜の血流と黄体化をさらに強めて厚くなった子宮内膜の持続させる
高温後期施術は、受精卵定着に適した子宮環境づくりを目的としています。

高温後期施術は、生理周期後半の体温上昇の持続受精卵の着床環境を整える目的で行います。

高温期施術

女性の生理周期を28日とした時、約14日を過ぎたころに排卵がおこり後半の約14日間にかけて高温期に移行していきます。排卵前後になると、卵胞ホルモンのエストロゲンや黄体ホルモンのプロゲステロンが卵巣から分泌されて、
体温を上昇させ子宮内膜を厚くして着床から妊娠の受け入れ体制を整えていきます。

タイミング法や体外受精で受精が上手くいき、良い卵子が出来てもエストロゲンやプロゲステロンの分泌が悪く、
子宮内膜が薄いと着床から妊娠継続ができないことはよく見られます。

また、低温期から高温期のつながりは悪い方、特に黄体ホルモンが盛んになる高温期が短い方は、自然妊娠、体外受精にかかわらず妊娠率は下がる傾向にあります。

さらに高温期はホルモンの作用でイライラ感や眠気などの精神的なアップダウンが起こりやすくなります。

高温期施術の効能

1 子宮内膜の厚みを促進させる。
2 受精卵が良い状態で子宮内にとどまるために、子宮内環境を整える。
3 子宮周囲にある血流を促進して子宮内膜に柔軟性を持たせる。
4 黄体ホルモンの分泌を安定させる。
高温後期施術は、生理周期後半の体温上昇の持続と受精卵の着床環境を整える目的で行います。