移植鍼 着床率が約50%上昇。胚移植を受ける方への鍼施術
胚移植後は、子宮の柔軟性や子宮内膜の血流促進によって子宮内膜が厚くなることが着床の一つの条件になります。
また、子宮内膜は通常感染を起こさないように免疫で守られていますが、胚移植で子宮に受精卵が移植されると受精卵を敵とみなし攻撃してしまうことがあります。
鍼施術はこの攻撃力を抑制する働きも持っています。
移植鍼は、移植当日に行います。施術法は、お腹、腰、脚のグループツボを使います。お灸はしません。
体外受精、顕微受精の予定がある患者様は、当日または翌日に鍼施術を行いますと着床率が約50%上昇いたしました。
この施術は「移植鍼」と呼ばれ、当院では通常の周期施術の患者様が胚移植を行う時に必ず行っている鍼施術です。
「移植鍼」は初期胚、胚盤胞、 凍結胚移植のどの移植時でも行うことができます。
移植日は急に決まることがあります のでお早めにご予約ください。
★移植鍼の着床率について
移植鍼は、胚移植当日に行うことで着床率は高まりますが、着床率に約50%~80%の差が出てきます。
この差は、胚移植当日のみに移植鍼行った患者様と数ヶ月前から施術を行っていた患者様の着床率の差になります。
これは、受精卵のグレードや子宮内環境にもよりますが、受精卵を凍結しておき約3ヶ月間施術を行い子宮や卵巣が活性化を起こさせ、受精卵の受け入れ態勢が万全になることで約80%の着床が見込まれることになります。
施術例では、数回の胚移植を行っても着床しなかった患者様が数ヶ月の施術後の胚移植でHCGが始めて上昇した、早くなったご報告が数多にあります。