女性の生理周期を28日とした時、生理が始まってから約半分の日数で排卵が起こる前の約14日間が低温期になります。

低温期は生理から卵巣内の卵子を包んでいる卵胞が発育して排卵前にかけて卵子が熟成する時期ですから、いかに良質な卵子を作りスムーズな排卵させることが、次の高温期の着床から妊娠に至るまでのカギを握る重要な時期になります。

また、体温が低くなるため血行障害やからだの冷えを感じやすくなることも低温期の特徴になります。

生理周期が短いあるいは長い、また生理血が少ない多いなどがある方は、排卵障害や無排卵、無月経の可能性が高く、これは年齢や体質、過度の精神的、肉体的なストレスなどが原因でホルモンバランスが悪くなり卵子が成熟しないためにおこります。

これらの症状を抱える女性は多くみられ、まずは良質な卵子を育てスムーズな排卵が行われることを考えながら、妊活を進めることが重要になります。

また、卵子に関しては卵子の元となる原子卵胞は約半年かけてきまぐれに育っていきますので、その間に体に加わる刺激の良し悪しが卵子の質を左右していくことも覚えておきましょう。

低温期鍼灸の効能

1 子宮卵巣の血流を促進させる

2 排卵前の卵子に適度な刺激を加えて良い卵子を成長させる 今まで良い卵子が出てこない、採卵数が少ないという卵子の力不足を改善させ活性化をおこさせます。