いい卵が取れない方へ

2021.08.9

みなさん、こんにちは。

一成堂鍼灸院、金子でございます。

妊活に頑張るみなさんのお力になるお話をさせていただきます。

今回のテーマは「いい卵が取れない」方へにです。

そうですね、体外授精や顕微受精にチャレンジする際、みなさんが一番苦労されるのが「採卵」だと思います。

AMH高低や誘発法にもよりますが、AMHが低ければ刺激量を増やしても2個~3個という方もたくさんのいらっしゃいます。

まして、毎回の採卵は卵巣にダイレクトに針を刺すわけですから痛みも伴います。かなりしんどいですね。

苦労してやっと取れた卵を培養しても、胚盤胞にならないなんてこともよくあることで落胆はかくせません。

では、なんで卵が取れたり取れなかったり途中で壊れてしまったりうまく成長しないんでしょう?

卵巣の中の原子卵胞が見ざめると約6ヶ月をかけて成長し成熟卵になります。

ところが、6ヶ月間の生活の中には、ストレスや睡眠不足、暴飲暴食などがあるとホルモンを始め子宮、卵巣に様々な悪影響が出てきます。

これは、成長しようとしている卵子がホルモンや血流が影響を受けるため、成熟卵になっても質に良し悪しが出てくるのではないかと思います。

そのような事からクリニックのでは卵胞チェックで卵の成長を見ながら刺激法を工夫して卵を活性化させるわけですね。

では鍼灸の刺激はどうなっていくのでしょう。

周期にあった鍼を数ヶ月前からお腹や脚、腰の不妊つぼに施術すると子宮や卵巣に信号が伝達されます。

そうすることで、卵巣内の成長過程にある卵子にも信号が届くわけです。

また、卵巣の筋肉にも動脈や静脈も通っていますから血流も良くなり卵巣も元気になります。

過去に当院でも採卵個数2個~3個と思うようにいかない患者様が17個まで取れるようになった例もあります。

このようなことから、上手に鍼灸刺激を加えることで、子宮や卵巣の活性化が起き採卵数の向上につながります。

採卵から体外授精や顕微受精の前段階で鍼灸施術は有効です。クリニックと共に併用していきましょう。

ご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。