データからわかる妊娠の正しい知識 Vol.2

『妊娠率がぐ〜んと上がる一成堂不妊鍼灸院」院長、金子です。

今回は「年次別分析(時代による変化)」を、わかりやすく解説したいと思います。

出典元:厚生労働省 令和3年度「出生に関する統計」の概況

妻の平均初婚年齢・母の出生時平均年齢・出産までの平均期間 昭和50年~令和元年 昭和50年の妻の平均初婚年齢は、24.7歳第一子は25.7歳で出産しています。
この時代の妻の平均初婚年齢からみると、生殖機能が最も良好な年齢と思われタイミング法で第一子が1年で産まれていると推測します。
父母が結婚生活に入ってから出生までの平均期間から見ても約1年半と理想的な出産になっています。

妻の平均初婚年齢は、
平成4年~平成11年まで26歳代になり
平成12年~平成16年には27歳代、
平成17年~平成22年は28歳代、
平成23年~令和元年では29歳代と
年を追うごとに上がっていますが、
第1子に関してはほぼ1年で出産しています。

この統計から読み取れることは、20代では、タイミング法を主体としての妊娠はそれほど長期を要さずに妊娠出産が可能であることが分かります。

ただし、平成15年の27.6歳以降の父母が結婚生活に入ってから出生までの統計で第1子の平均出生期間が2年以上に伸びてきているため、不妊治療を行って妊娠出産に至った方も少なくないと思われます。