体に起こる「へたり現象」とは?
人の体のすべての臓器は、年齢を追うごとに老化し働きが衰えてきます。
特に人は長生きですから生殖期間も長くなり生殖期間が長くなれば、
ほかの臓器と同じように子宮や卵巣も老化していきます。
10代後半から20代前半の女性の妊娠率が高いのはホルモンや生殖器官の動きが元気で活発だからです。
しかし、30代半ばから40代になると生殖器官の動きも、次第に弱りホルモンバランスもガタガタになることが多々みられます。
不妊治療では、妊娠を阻害する生殖器の不具合やホルモンバランスの乱れを主にお薬でコントロールしていきますが、
お薬というのは主作用と副作用があり副作用は体にとってはいいものではありません。
たとえば、鼻炎薬を服用した時の眠気や湿布薬のかぶれなどさまざまな症状現れます。
しかし、今体に出ている不快症状や病気を軽くし治していかないと日常生活に不具合が出るため、
仕方なく主作用を期待してお薬を使うということなのです。
ところが、女性の体は男性の比べて弱くできていますから、頻繁にお薬を使うことで、
痛みや倦怠感や疲れやすいなど体に不調が起こる「へたり現象」が現れることがあります。
この「へたり現象」が続くと
徐々に子宮、卵巣のパワーダウンが起こり治療効果が低下し妊娠率も下がってしまいます。
そのようなことから、不妊治療は体に負担が少ない自然周期か低刺激法が理想といえます。