データからわかる妊娠の正しい知識 Vol.1
2023.04.15
『妊娠率がぐ〜んと上がる一成堂不妊鍼灸院」院長、金子です。
少子化問題で、政府は様々な政策、取り組みを始めました。
今回は内閣府が公開している「妊孕性の知識教育が必要である。妻の結婚年齢別にみた、結婚持続期間別平均子ども数」
の解説をわかりやすく説明したいと思います。
出典元:内閣府サイトより 妊娠適齢期を意識した ライフプランニング
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/meeting/taikou/k_3/pdf/s2-1.pdf
表記グラフの平均から緑線の30歳~34歳と紫線の35歳~39歳の出産を考察すると緑線の30歳~34歳の場合、
結婚から4年で0.66人で一人目を妊娠出が産出来るか否かの数字になり、結婚5年~9年で1.31人なので約一人の赤ちゃんが生まれた統計結果になっています。
この出産数を考えると30歳~34歳で結婚から4年間で0.66なので、結婚当初から避妊せずに半年ほどタイミング法を試み妊娠に至らない場合は、ステップアップを行うことで4年以内の妊娠率は上昇すると考えらます。
当院のデータでも30歳~34歳歳で早期にステップアップで妊娠を目指した患者様は、4年以内に出産しており一人目の出産後時間を空けずに妊活を始めて二人目にチャレンジして順調に妊娠出産される患者様も少なくありません。
次の35歳~39歳になると結婚から4年で0.38人、5年~9年でも0.77人と一人目が授かる確率は高くありません。35歳~39歳で4年以内に妊娠出産が阻まれてしまうと40歳代に突入し妊娠出産はさらに厳格になってしまいます。
35歳~39歳でタイミング法と人工受精を数回試みて妊娠に至らない場合は、早期にステップアップを行うことで4年以内の妊娠は可能になります。
当院の35歳~39歳の患者様は40歳になる前に一人目の妊娠出産を切望しており、患者様の約70%が体外受精をや顕微授精を経験しているか始めてチャレンジされる方になります。
このことから、35歳~39歳の患者様が不妊治療のボリュームゾーンになっています。