種の保存システムを活かす

院長ブログ

妊活にガンバルみなさん、不妊鍼灸専門一成堂鍼灸院 金子です。
今回のテーマは「種の保存システム」をいかすになります。

ペットや家畜、野生に生息する動物は、発情期がくると子ずくりを始めます。この行動はおのおのの、動物が子孫を絶やさないために、持ち合わせている種の保存システムによるものです。

発情期がある動物が性交渉を行うとほとんどが妊娠します。これは、人より生殖期間が短いため、卵子の老化がおこらないからと言われています。人も動物ですから同様に、子宮や卵巣には種の保存システムが備わってうまれてきます。

ところが、人は他の動物と違い発情期がありませんので、子ずくりには月に1回の排卵予測をしてタイミングをとらなければならず、さらに生殖期間が20年以上あるため卵子の老化がおこりやすいことから、次第に子ずくりを高度生殖医療にゆだねがちになり、カップルの中でのタイミング法による妊娠が、おざなりにされがちになります。

そうなると、普段から休みがちな子宮や卵巣、ホルモンなどの生殖に関する働きが弱くなり、種の保存機能も悪くなってきます。体外授精でよく行われている培養液を先に子宮内に戻すシート法や時間差で胚を戻す2段階移植は、子宮環境を整え胚の受け入れ態勢を良好にするために行う手法がありますが、私は、広い意味で種の保存システムを活性化させると考えています。そこで、この種の保存システムに頑張ってもらうかになります。

当院の患者さんでも約4割の方はタイミング法をとらず、高度生殖医療で妊娠を望んでいます。ドクターからタイミング法は禁止されている場合は別として、周期に関係なくチャンスがあるときに、タイミングをとることによってホルモンや子宮にある種の保存システムにスイッチがはいります。そうすることで、妊娠がより身近になることも多々あります。

当院でも人工受精を10回以上、体外授精を4回行い最後に流産され妊娠をあきらめた方が、施術の持続とタイミング法で無事妊娠、出産された例もあります。

種の保存システムをいかすことを考えながら妊活を続けましょう。

当院では妊活のお悩みやご相談をメールやラインでお受けしております。
悩まずご連絡ください。

 

 

 

 

 

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