妊娠しやすくするための栄養素
妊娠するには身体の酸化をできるだけ起こさない心がけが必要です。
酸化はさびです。
加齢は酸化が進むということですから、当然、子宮内の卵巣や卵子も酸化します。
妊娠するにあたっての最も重要なポイントは「卵子の質」です。
高度な生殖医療を施しても卵子の質が悪ければ悪いほど妊娠に遠ざかってしまいます。
一旦酸化した卵子を元に戻すことはできませんから、日頃から抗酸化食を摂取し妊娠必要な栄養素はサプリメントなどで補うしかありません。
4種のビタミンは必ず摂取
ビタミンは、身体の代謝に不可欠では身体で作れませんから必ず摂取するようにします。
☆葉酸・・ビタミンB群で胎児の神経や脳の発育に欠かせないビタミンです。
一日の摂取量 480ug
☆ビタミンC・・昔からビタミンCは身体に良いとされていますが、ビタミンの基本はCになります。ビタミンCは細胞膜を強化する作用がありますから卵巣や卵子の発育には不可欠な栄養素です。また、鉄分の吸収を助ける力があるため鉄分と一緒に摂取します。
一日の摂取量 110mg
☆ビタミンE・・ビタミンEは血流の促進と自律神経に作用するため妊活中のストレス改善と卵巣や卵子の血流改善に必要な栄養素です。血流が良いということが酸素供給につながりますので大切な栄養素になります。
☆ビタミンD・・最近の研究で卵子の膜をつくるのにビタミンDが活躍していることが分かってきました。卵子のグレードを上げるためにもビタミンDの摂取が必要になります。
鉄分
妊娠に重要な栄養素としてたんぱく質とビタミン、鉄分です。鉄分は黄体ホルモンを作り子宮内膜の厚みなどに影響します。
血清鉄と貯蔵鉄
血清鉄・・血清の中に含まれている鉄分を血清鉄と言いヘモグロビンを作る材料になります。ヘモグロビンは酸素や二酸化炭素を運ぶ赤血
球を動かす役目をしていますので血清鉄が不足すると貧血や倦怠感などの症状が現れます。
貯蔵鉄(フェリチン)・・妊娠に大きく関与する鉄分です。貯蔵鉄は肝臓に蓄えられていて主に身体の血液が不足した時に活躍する血液で
す。
妊娠、出産には多くの血液が必要になるため妊娠前から血液検査でフェリチンの値を知っておくことが大切です。フェリチン値が50ng/m以上、100ng/mが理想です。せっかく受精しても鉄分を必要とする内膜が薄いと着床が上手くいかないことや、また、妊娠中は母体よりも赤ちゃんの鉄分を優先しますから貧血を起こしやすくなります。
子宮内膜の厚みによる妊娠率
6mm 40%
10mm 70%
18mm 77%
鉄分の摂取 食物からの鉄分摂取を
動物性の鉄分、かつお、レバー、貝類など(体内摂取量 約15%)
植物性の鉄分、ひじき、プルーン、ほうれん草など (体内摂取量 約5%)
鉄分はたんぱく質の働きがないと上手に吸収されませんので肉や魚と一緒に摂取することが望ましいです。
ミトコンドリア
細胞の中にはミトコンドリアと言う車のバッテリーの役目をする器官があります。
ミトコンドリアは食物から得た栄養、呼吸からの酸素によってATPと言うエネルギーを作り出し体内に放出します。しかし、身体の老化
(酸化)が進むにつれミトコンドリアの生産率も下がっていきパワー不足になってきます。妊娠するにはたくさんのエネルギーが必要に
なるため卵子を含めた身体の働きを活発にするミトコンドリア様のサプリメントの摂取が必要になります。
酸化を防ぐ食材
植物性
☆ブロッコリー
☆セロリ
☆オクラ
☆小松菜
☆ほうれん草
☆キウイ
☆アスパラガス
☆ピーナッツ
☆キウイ
☆ニンジン
☆レモン など動物性
☆貝類
☆かつお
☆レバー など
食生活は自分でコントロールできますが、サプリメントの選定には多種あり迷われることがあります。余分な成分が多く混入されていると服用した時に胃酸で分解されてしまい成分がわずかしか吸収されず服用しても意味がなることがあります。多くの成分で作られているものよりも単品で選ばれるほうが良策です。
身体のを酸化させやすい食品
☆ジャンクフードなど油を多く含む食品
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